門司港の紹介
関門海峡に面した港町・門司港

北九州市門司区は、三方を海に囲まれ、多くの自然に恵まれた風光明媚なところです。
関門海峡を隔てた対岸の下関市と、最も狭い場所ではわずか650mほどで向かい合い、壇ノ浦の戦いで知られた平家滅亡の哀史を偲ばせる歴史的な地でもあります。
また、関門橋付近は「早鞆瀬戸(はやとものせと)」とも呼ばれ、潮流の速さは10ノット(時速18㎞)を超えることがある海上交通の難所であり、一日平均500隻の船が航行しています。
関門海峡の潮騒と外航船の汽笛は、環境省の「残したい“日本の音風景100選”」にも選ばれています。

海峡と歴史ロマンあふれる観光地へ成長

明治22年、門司港は国の特別輸出港に指定され、世界各国に定期航路を持つ国際貿易港として発展してきました。
重要な国際貿易の拠点となっていたため、商社や銀行が先を争って門司に支店を出そうとしました。
今でも門司港には、繁栄していた頃(明治から昭和初期頃)に建築された趣のある建物が残っています。

そして、平成7年には、門司港の第一船溜まりを中心に、門司港レトロ地区がオープンしました。

約6年の保存修理工事を経て復原された「門司港駅」(平成31年3月リニューアルオープン)を始め「旧門司三井倶楽部」や「旧大阪商船」、「旧門司税関」など、往時の門司の繁栄を偲ばせる歴史的建造物をはじめ、九州鉄道本社社屋を転用した「九州鉄道記念館」、世界的なイタリアの建築家アルド・ロッシ設計の「プレミアホテル門司港」、友好都市中国・大連市にあるロシア建築を複製した「大連友好記念館(旧国際友好記念図書館)」、海峡をテーマにした屋内型観光施設「関門海峡ミュージアム(令和元年9月リニューアルオープン)」などが建ち並び、毎年多くの観光客が訪れ、いまや全国レベルの観光地へと成長しています。